シティトレインでハプニング&イベント

週末、ブリスベンに出かけてきました。とあるイベントに参加するためで、はりきって午前8時半にヘレンズベイル駅からシティトレインに乗り込みました。

ところが、「そろそろブリスベンかな？」というあたりで何やら繰り返し車内放送が流れはじめました。どうやら工事の都合で、サウスバンクに行きたい人は次の駅で乗り換えなきゃいけないらしいのです。前払いして予約しておいた講座のスタートまで1時間はあるし、その時は何も焦らずに降りました。だけど、その駅、吹きっさらしで、めちゃくちゃ寒い！　しかも、緊急要員のスタッフが説明してくれるんだけれど、待てど暮らせど次の列車がこない！　10分、20分、30分……と過ぎたあたりから皆がいらいらしはじめて、寒さと見通しのつかなさとで雰囲気が悪化します。1時間以上足止めをくらっている中、「チャンネル10（オーストラリアのテレビ局）に連絡してやる！　新聞にも投書するから！」と怒りを爆発させて駅員さんに食ってかかるオージーのおばさん、文句を言い続けるおじさん、携帯電話で連絡をとりまくる人、機嫌の悪いガールフレンドを必死になだめるオージー青年、ただ黙って寒さに震える人たちなど、対応の仕方は本当に人それぞれです。わたしは冷えと強風に絶えながらもそんな人たちを観察していたのですが、さすがにお目当てのクラスに遅れそうになってきたので、だんだん焦ってきました。でもこういう時、その場の駅員さんに悪態をついたところで状況は変わらないし、言っても仕方のないことなのに怒鳴ったりする人って「ちょっとどうかな……」と思いました。そりゃあ、文句も言いたくなるけれど、「待つ」しかないんだから。

で、結局いろいろあって、ブリスベン空港行きの直行電車が停まり、ローマステーションで降りたら、そこからサウスバンクまで無料のバスがでることになりました。状況がしっかりと把握できないわたしは、同じ目的地に行くであろうオージーたちに話しかけ、一緒に連れて行ってもらうことにしました。こういう時、たいていのオージーはとても親切です。トラブルに巻き込まれた者同士で仲間意識が芽生え、わたしが「予約してある講座がはじまってしまった～」と言うと、一緒になってシティトレインのスタッフやイベント主催者たちにかけあってくれました。それで、50分遅れで到着したのにクラスに途中参加できました。

ところがこの日はハプニング続きで、案内されたクラスがわたしの予約していたものと違うということに、終了間際になって気づいたマヌケなわたし……。あまりに可愛そうだと思われたのか、またもや親切な人たちのはからいで、なんと2クラスの受講予定が、もう一つ無料で受けられることになりました。けっこう値段のするものなので「ラッキ～♪」とうかれていたところ、次のクラスで大失敗をやらかし、チューターに世話をかけまくり、最後には4つ分の講座を受けたのと同じだけの手土産まで頂戴してしまいました。

ドタバタとフル回転で過ごしましたが、内容はとっても充実していて楽しい一日でした。優しい人たちや素敵な出会いがあり、いろんなきっかけをつかんだこともあって、わたしにとってはビックデーとなりました。