新年です

Posted in: 2007年 01月 07日
Category: ひとりごと

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このブログを読んで下さっている皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2007年が始まって、もう一週間が過ぎましたね。新年そうそうなのですが、数日前、わたしたち家族にとって、とても大切な人であり、母にとっては大親友である女性が急死しました。姉から知らせを受けたわたしは動揺し、泣き崩れ、気持ちの整理をどのようにつけたらよいのかわからない状態だったのですが、幸い、Pちゃんに話を聞いてもらっているあいだに、落ち着きを取り戻すことができました。正直、落ち着いたというより、まだ信じられない気持ちなのですが……。

そのおばちゃんは、母が小学生の頃からずっと一緒だった女性で、ほぼ毎日のようにお互いの家を行き来し、連れだって日頃の買い物へ行ったり、お茶を飲んだり、おしゃべりしたり、とにかく近い存在の人でした。わたしも生まれた時からずっとお世話になっていて、オーストラリアへ旅立つ日には関空まで見送りに来てもらい、涙ながらに梅干を持たせて激励してくれました。そして里帰りの度に、愛情のこもった贈り物を用意してくれたり、「お母さんが作ってくれはるやろうけれど、おばちゃんの味も食べてみてな」とお惣菜を持って来てくれたり、わたしたち一家にとっては遠くの親戚以上の存在でした。

今はまだ、考えられないというのが本当のところだけれど、この場所から、ただただ「おばちゃん、今までありがとう。もう、ゆっくりしてな」と思うことしかできません。何かの時には助け合い、相談し合い、母にとっては実際の姉妹よりも濃い関係だった人なので、ご近所さんたちも母のことを心配し、この数日で何人もの人が「気を落とさずに、しっかりしいや」と家まで訪ねて来てくれたそうです。母は去年から、ちょっと気持ち的に不安定で、わたしの結婚の前後には、それが起爆剤となり元気を取り戻していたのですが、まだ心配なところがあったので、今回のことで、また落ちこまないか、それがとてもとても気になります。このお正月には、新婚旅行以来で父と二人っきりの温泉旅行へ出かけ、夫婦水入らずで楽しんできたところでした。姉ファミリーや孫もいるし、まわりの人も気にかけてくれているので、あとは本人の気持ち次第なのですが……。さっき電話で話した様子では、現実を受け止めつつも、やはり辛そうでした。

おばちゃんのことを思うと、また涙がでてきます。いつも一生懸命で、愛情深かったおばちゃん。自分のことより何よりも、家族やまわりの人たちのことを優先させて生きてはりました。頑張りすぎて、ちょっと疲れがたまっていたみたい。ほんの数週間前に念願の初孫が生まれて大喜びしてはったのに……。でも、孫をあやしながら、苦しまずに逝かはったとききました。わたしたちにできることは、おばちゃんのことを懐かしく思い出し、楽しかったことやありがとうという気持ちを持って、元気に毎日を生きていくことだけです。天国で見てもらっていて、恥かしくないような生き方をしないとな。2007年の始まりに、心をぎゅっとつかまれるような出来事でした。

8 Comments

  • 大切な人が亡くなったということを、海外で聞くのは辛いですよね。日本にいればすぐに飛んでいってお葬式にも参加できますが、海外だったらなかなか。でもきっとおばさまも彼女の人生で、Sangoさんのお母さんみたいな親友を持てて幸せだったと思います。真の親友ってなかなかいませんから。

    コメント by Truskawki — 2007年1月7日 @ 11:05 PM
  • 最近、歳をとったからか、よく、生死について考えます。生まれて生きることの意味を。死ぬことの意味を。
    心臓が動いて、ラッキーにも生活していられることのありがたみを感じながら、心元気に日々を暮らしていこうね。

    コメント by Chihiro — 2007年1月8日 @ 12:03 AM
  • 突然の事で動揺してると思うけど、お悔やみ申し上げます。大切な人に囲まれているって事を普段見過ごしがちだけど、忘れちゃいけないわよね。早くさんごさんとご家族が立ち直れますように。

    コメント by ペケ — 2007年1月8日 @ 12:38 AM
  • Truskawkiさん、わたしも今回のことで、あらためて「真の親友」という言葉の意味を考えました。深い深いところで通じ合える、そういう友達を持てた母は幸せだと思います。なんだか、新年そうそうですが、年末から引き続き、いろいろと考えることが多い、今日この頃です。
     
    ペケさん、ありがとう。普段見過ごしがちなこと、いっぱいあると思うけれど、どれも忘れちゃいけないことばかりです。当たり前が当たり前にならないように、生きていこうと思います。
     
    Chihiro、わたしも、わたしもっ! 今日もいろいろあったんやけど、なぜか生死についてのことやねん……。新年そうそう、どうなっているんやろう? と思うけど、そういうこともしっかり考えなさいよ! 浮かれて生きていないで! っていう意味なのかもなぁ、と思っています。

    コメント by sango — 2007年1月8日 @ 7:14 PM
  • 大切な人をなくすって、本当に悲しいことですよね。でもその方がとってもやさしくしてくれた事、めいいっぱい生きてたこと、残った私達はしっかり覚えていてあげましょう。
    私の母の親友も、5年前に亡くなりました。
    とても悲しんでいたのを思い出します。
    sangoさんやお母様が心からその方を思っていること、きちんと通じていると思います。
    つらい一年のはじまりになってしまったけど、彼女のぶんまで今年も素晴らしい毎日を過ごして下さい☆

    コメント by yummie — 2007年1月8日 @ 10:26 PM
  • sangoさん 年が明けてすぐに大変でしたね~。
    本当に身近な人が亡くなると残された人達はどう受け止めたらいいか分からなくなっちゃいますよね。
    sangoさんもsangoさんのお母様もとても哀しいのだと思うけど、それだけ思える人と出遭ってお付き合いしてこれたのは素敵なことでしたよね。
    傍で支えてくれるPちゃんが居てくれて良かったです。。

    コメント by r_decop — 2007年1月8日 @ 11:22 PM
  • 何も知らずにあんな暢気なメールおくちゃってゴメンネ。うちは、年末におじいちゃんが亡くなりました。
    Pちゃんが支えてくれて本当よかったね。

    コメント by mint — 2007年1月9日 @ 10:21 PM
  • yummieちゃん、コメントありがとう。
    そっか、yummieちゃんのお母様も、
    親友の死をのりこえてきはったのね。
    だんだん年を重ねてきたからか、
    いろいろなことが現実におこるように
    なってきたなぁ、と思います。
     
    r_decopさん、ありがとうございます。
    本当に、母たちは素晴らしい関係だったので、
    哀しむよりかは感謝の気持ちで受け止めたい、
    と思っています。ちょっとしたパニックに
    陥ったとき、冷静な状態で受け止めてくれる人
    が側にいて、本当にありがたいと思っています。
     
    mintちん、わたしこそ何も知らずに、
    「何食べに行く~?」というメールを
    送っちゃいました……。ごめんな。
    お悔み申し上げます。

    コメント by sango — 2007年1月10日 @ 9:45 AM

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